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【症例紹介】叢生と上顎前突を改善を目的とした抜歯矯正治療|31歳女性の骨格性Ⅱ級症例
治療前のお悩み
患者様は31歳女性です。
とのお悩みでご来院されました。永久歯への生え変わり後から歯並びが気になっていたものの、今回本格的な矯正治療をご希望されました。
初診時の状態
顔貌所見
横顔はやや口元の突出感を伴うコンベックスプロファイル(凸顔貌)を呈していました。
また、下顎の右側偏位と咬合平面の左下がりが認められ、左右非対称もみられました。
口腔内所見

を認めました。
また、セファロ分析では
- ANB:7.8°
- Overjet:6.6mm
- Overbite:4.7mm
であり、骨格性Ⅱ級を伴う大きな前後的ズレと深い咬み合わせが確認されました。

診断
本症例は
- 骨格性Ⅱ級(Class II)
- 上顎前突
- 叢生
- 正中不一致
- 過蓋咬合
を伴う症例と診断しました。
治療方針
口元の突出感を改善しながら歯列を整えるため、
抜歯部位
上顎左右第一小臼歯(14・24)、
また下顎右側第二小臼歯(45)
抜歯を選択しました。
さらに、
- 上顎固定源強化のためTPA
- アンカースクリュー(矯正用インプラントアンカー)
を併用し、前歯の後方移動を効率的に行う計画としました。
使用装置
- 表側ワイヤー矯正装置
- アンカースクリュー
- TPA
- 保定装置(リテーナー)
予想される改善点
治療により
- 歯並びの改善
- 上顎前突の改善
- 正中不一致の改善
- 咬み合わせの安定化
- 清掃性向上
が期待されます。
また、前歯を後方移動することで口元の突出感の改善も期待できます。
【動的治療終了時予測】

治療期間
約2年を予定しています。
矯正治療に伴うリスク
矯正治療には以下のリスクがあります。
また、本症例では顎関節症状(クリック音・開閉口時偏位)を認めるため、経過を慎重に観察しながら治療を進めます。

まとめ
本症例は、叢生と上顎前突に加えて骨格性Ⅱ級および正中偏位を伴う成人矯正症例でした。
抜歯とアンカースクリューを併用することで、歯列だけでなく口元のバランスや咬み合わせの改善も目指します。
歯並びだけでなく、横顔や咬み合わせまで総合的に改善したい方は、ぜひ一度ご相談ください。